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谷賢一 作家・演出家・翻訳家。DULL-COLORED POP主宰。アトリエ春風舎芸術監督。日本劇作家協会・事業委員。
「聞き上手は恋愛上手」なんて言葉がありますが、演劇でも同じことだと思っていて、「聞き上手は演技上手」。相手からいっぱいいっぱい感情や刺激を受け取れることが、僕は「いい俳優」の必須条件の一つだと思っています。
谷口正晃 映画監督。2010年『時をかける少女』で長編映画監督デビュー。同作品は第
32回 ヨコハマ映画祭 新人監督賞を受賞。
2017年「愛を乞うひと」平成29年度文化庁芸術祭賞 テレビ・ドラマ部門 優秀賞 その他多数の賞を受賞
「感情」が「ほんとうに」動いたときに生まれる演技――映画にとって一番大切なものはこれにつきると、撮るたびに実感する。
ストーリーも登場人物も、全てが作りもののフィクションの世界だからこそ、そこでなされる演技には「本物の感情」が備わってなければならない。「本物らしく」ではなく、とことん「本物」でなければ、観客は笑いもしないし涙を流すこともない。
アクターズワークスで実践されている内容を知って、思わず膝を打った。演技に必要な「本物の感情」が実に合理的に、具体的に獲得できるカリキュラムになっているからだ。