あけましておめでとうございます。
ちょっと遅いですが。
最初のエクササイズクラスを終えて、複雑な思いを抱えています。
ある程度のキャリアの役者さんたちが、演技を伸ばせていないのはなぜなのだろう・・・。
色々あるのだろうが、一つには昨今のワークショップ流行の弊害が懸念される。
ワークショップ流行といっても、主催者側より俳優の自覚の問題だろう。
いや、ウチもワークショップだからと言って自分を擁護するつもりはない。
私が若かりし頃は、一度劇団などの養成所を卒業すると訓練する場所がなく、それを嘆いていた。
今は沢山のワークショップがあり、その場所には事欠かない。
が、色々なところを転々としているだけで、基礎を固められていないし、自分の欠点を見つめ直すようなこともできていない気がする。
「ワークショップで10日間は長い」
「ずっと○○が出来なくて・・・」
などの言葉が出るのはその証だろう。
自分の演技が10日間の稽古でなんとかなるものではない。
「ずっと出来ていない」のであれば、なぜそれを何とかする訓練をせず泣き言を言いながらオーディションだけ受けるのか!
落ちるに決まってんじゃん!!!!
悪気があってこうなっているとは思えない。
もちろん、私たちの若いころと同様、劇団や事務所に所属し続ける難しさ、生活の苦しさ、そういうことを乗り越えながら、自分の演技のシェイプアップをやるのは大変なことだ。
しかし、それができなければプロではない。
ああ、この言葉は言いたくない!!!のだが、言うぞ・・・
近頃の若者は・・・ああ、言っちゃった・・・実はちょっとのんびりしているのだろうか。
頑張れよ!ワカモノ!マジで!
自分のために!
自分から逃げない!
基礎力をつけろ!!!