先日、今年最初のキャラクター&シーンクラスが終わりました。
今回はちょっと間が空いていました。
今回のチームは、ここ1~2年じっくり稽古してくれていた若手の面々が参加してくれました。
キャラクターはいつもの通り、実在の人物。
歴史を感じる「おばあちゃん」や両親を演じてくれました。
シーンは、アクターズワークス初の「人形の家」と「たとえば野に咲く花のように」のリベンジに挑むチーム。
キャラクターでは実際の自分の家族なので、「誰にも歴史があり、ドラマがある」ことを丁寧に実感してくれました。
ホントに毎回毎回同じこと書きますが、これを体験すると台本の中の役の人物に「一生分の人生がある」ことをすんなり受け入れられるのです。
そして、セリフの表面だけをしゃべらず「この人はなんでこんなことをするのだろう?なんでこんなことを言うのだろう?」と考えられるようになります。
みんな、じっくり一つ一つ前進してくれて
「以前も他でキャラクター作りをやったことがあるが、役の履歴をただ書いただけだった。こういう風にやるんだ・・・とわかった」
「養成所や舞台に出たとき演出家に色々いわれたことが、『ああ、こういうことだったんだ』とパズルがはまっていく」
と言ってくれる人が多かったです。
そして、ある役者さんがなんと発表に自分が演じている家族本人を連れてきてしまいました~~~!!!マジかぁ~~~~!
もう、心臓バクバクでした!苦笑
でも、とても楽しんでみて下さり、「とても面白かったです。こういうことはあることなんですよね。有意義なことなんですね。」と、我々役者にお言葉をくださいました。
「人形の家」では、ウチの稽古では「感情的」に葛藤の強いシーンを使うことが多いのですが(特に初回は)、全然そうではないサスペンスのようなシーンをやれました。
色々な気持ちがありつつ相手を追い詰めていく、辛くてエグいシーンを作り上げてくれました。
今回の目玉になったのは「たとえば野に咲く花のように」リターンズ!
このシーンで一昨年全然できなかった役者さんが、今回見事な「あかね」(「あかね」という役)を演じました。
まさに苦節2年。
2年越しのリベンジでした。
本人、そして全員の前でちゃんと言ったのですが「私は本当に○○ちゃんだけは無理なのではないか・・・と、思っていた。でもとある瞬間、『この人はすっごく頑張って勉強してきたのだ。台本の読み方は抜群に正しい』とわかることがあって、そこからは絶対イケる!と思ってやってきた。」と。
間違ってなかった!!!!
いつも「出来ない。どうしてこうなるかわからない」と苦しんできた彼女も「やれました」と!
よっしゃー!
ということで、打ち上げはもう近年にない盛り上がり!
今回は参加者みんなで準備して買い物して、まさに手弁当の打ち上げ。
もう、喋りが止まらない止まらない。
気が付いたら5時間以上、ずーーーーーっとみんなで飲んで食べて喋ってました。
用意した飲み物も食べ物も見事に全部胃袋の中。
ワカモノたち、おそるべし!
たかがお惣菜やの調理とスーパーのお惣菜。安い発泡酒やワインでしたが、みんな「こんなに美味しいご飯はないね」と言いながら過ごしました。
本当に幸せな時間。
帰りの地下鉄のホームで、「たとえば野に咲く花のように」をリベンジしたコが、
「本当に出来てよかった。ありがとうございました。」
と改めて言ってくれた。
ちょっとひねくれものの照れ屋なコなのですが、目の奥の奥に涙が見えて・・・思わず私も「ヤバい!泣く!」と思い、くっとこらえました。
本当に本当に頑張ったんです。
ここに到達するまでの気持ちを考えると・・・リスペクト以外ありません。
やれば出来るんだ・・・あきらめなければ・・・。
次回は「表現できない感情を出来るまで出しきる、楽しい楽しいディープエクササイズ1」です。
皆さん、お待ちしてますよ~~~!!!!
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