前回のエクササイズクラスの時、演出家・女優の西山水木さんが見学に来て下さり、その後「演技を教えていくことに関して意見交換を・・・」とお誘いを頂き、ちょっとづつではありますがお話しさせていただいている。
まだたった1~2回ですが・・・
水木さんに問いかけられたことは「若手俳優に演技レッスンをして、その行方は。我々の演技指導というものはどこに向かっていくのだろう」ということだった。
先日、水木さんが今出演されている「世襲戦隊 カゾクマンⅢ」を見に行き、その後、数名の方々とお茶させていただいた席でもそのような話が出てきた。
その時のことだ。
私が
「自分に何かできたら・・・と思ってはいるし頑張ってはいるつもりなのだが、結局何もできず、WSに来てくれたり実際に依頼されたレッスンに参加してくれている若手のコたち・・・目の前の現実を必死にこなしていくことだけしか出来ていない。」
と言った。
そしたら水木さんが
「話すだけでもいいのよ。それは私たちにしかできないことだから。若い人ではなく私たちの仕事なのだから」
とおっしゃった。
そうなのか!
その発想はなかった。
・・・私の性格だろう。ちゃんと結論を出して、何か形にしなければそれは無意味だ・・・とどこか思っていたのかもしれない。
っていうか、それが私にとって当たり前の事になっているような気がする。
今まで自分がやってきたこと。
私は別に天才でもないし、大きなプロジェクトも出来ないし、会社とか作って大々的なことも出来なかったし、これからもそうだろう。
だけど、ほんとに「出来ることだけは」誠実にやってきたつもりだ。
誇れることがあるとしたら、それだけ。
でも、もしかしたら、水木さんとか、物凄く情熱と才能をお持ちの方と意見交換をすることだけでも、それを続けることからでも・・・何か進展していくのかもしれない・・・!
またまた、私は自分だけで何かしなければ・・・と、どこかで思っていたのかもしれない。
そんな力もないクセに・・・(笑)
100匹めの猿・・・だっただろうか。
どこかの猿が芋を洗って食べ始め、それを別の猿が見て真似て洗って食べる。
その猿がどっか別のところへ行って洗って食べるのを、またまた別の猿が真似て・・・
そういうことが繰り返されると、100匹めの猿が・・・全然見て真似るわけではない猿が・・・全く別の場所で芋を洗って食べ始める。
そしていつの間にか、猿はみんな芋を洗って食べるようになる。
そんな話を聞いたことがある。
話すだけでも、今後のことを未来を見て話していればいつかは何かが結実するのかもしれない。
尊敬する大先輩、西山水木さんとたくさんたくさんお話ししよう。
きっと、「次」が見える。
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