キャラクター&シーンクラス、無事に終わりました。
なんか、今年多発した台風のような日々だった。
っていうのは、開催10日ほど前はさあ、「人数集まらないから延期しよう」とか、「ショートシーンと合体させて開催しよう」とか言って台本作っていたのに・・・。
間際になって定員オーバーになる勢い。
ど、どうした、みんな!!?
当然のごとく制作はバタバタ。うー!
結局、今回、シーンは「子供の時間」「蒲田行進曲」そしてキャラクターも「おやすみ母さん」のママとミュージカルチームが「ミス・サイゴン」のおキム、という台本多数状態でした。
でも、おかげ様で有意義なレッスンが出来ました。
ミュージカル作品のキャストのキャラクターを深堀し一曲歌う・・・という、以前から考えていたこともチャレンジできました。
今回、痛切に感じたのは「身体が語っている」という事。
役の人物になって場面でのやりとりが始まると、私たち俳優に与えられた武器はセリフを言う事と身体を動かす事だけ。
身体を使わないと、与えられたセリフだけでは表現しきれない。
身体の動き、最近の演技WSで流行りのようになっている「行動」も、おおいにこれに値する。
身体の動きを感じ取って演技に生かすことが出来れば、シーンはとても繊細になる、豊かになる。
ああ、やるべきことはたくさんあるなー!
また、私がエクササイズで「天然」とか「動物」とか呼ぶジャンルの人たち。
感情的にとても反応がいい、いわゆる楽器のいい、私としては大変羨ましい人たち。
この方々が演技すると落ち入りやすい状態は…「どんな役をやっても自分になる」。(笑)
映画や舞台を見て、あ、この役者さんいいなぁと思い他の作品も見てみたら、何かいつも同じって事、ないですか?
それです!
今回も天然さんがたくさんいらっしゃいまして、
感情的には伝わるしいいんだけどね、役の人物じゃないよね、役はそういう動き方しないよね…というコメントを出したら動きが取れなくなって固まる…
気持ちはわかる!
キャラクターの立ち居振る舞いは、自分が時間をかけて自分の身体に染み込ませなくてはならない。
でもこれは役者にとって、とても大事な作業なのだ。
わかりやすい言えば、綺麗なお姫様が泣く泣く恋人と別れ無ければならない場面で、中身は上手く表現出来ても、着物がはだけてしまってたり、着物の裾を踏んづけて転んでしまったら台無し!という事。
その時代の人はいつも着物を着ているのだから、気崩したりしないはず・・・。
役の気持ちだけでなく、立ち居振る舞いもちゃんと時間をかけて叩きむ必要があります。
そうすれば、動き・身体というものは、たくさんの事をお客様に伝えてくれる。
その場面は、どんどん豊かになる!
そして最後に、俳優たちよ「戯曲、シナリオ、本を読め~~~~~!!!」
この後は、ディープ2クラスとディレクターズWS。
まだまだ変に暑いけど、秋も頑張りましょうね!