8月はキャラクター&シーンクラスが出来ました!
前半はzoomで、後半は稽古場で。
まだまだ色々な状況の方がおり、対面はちょっと・・・と言う方、対策を講じて稽古場で・・・と言う方。双方の希望を叶えるため、半々で開催しました。
著名な演出家・俳優の方々の言葉通り、やはり芝居は
「暑い体をぶつけあって、唾を飛ばしあってなんぼ」
私もそう思います。
本当に「芝居」が出来るようになるまでまだ時間はかかりそうですが、今出来ることをやり続ける!
それしかないです。
zoomでは、
キャラクターはキャラクター分析と役の人物になってスピーチと会話、モノローグドラマのさわりまで。
シーンは、台本読解とやり取り、キャラクターの確認。
そして、後半は稽古場へ。
稽古場ではもちろん、感染対策の床掃除・セットの椅子やらテーブルやらを毎回全部拭いて。
ずっとフェイスシールドか透明マスクを取らずに練習。
一回シーンが終わるたびに窓全開。
ほんとに体力勝負やーーー!
病院や学校の方々は毎日これをやっているかと思うと頭が下がります。
そんなこんながあっても、フェイスシールドで飲み物を飲む動きが出来なくても・・・・
ああ!対面って最高!!!
人間を感じられるって最高!!!
稽古場初日の全員の言葉。「やっぱりコレだよね!!!」
ウチの稽古はやはりリアリティを重視するタイプの稽古です。
今回の稽古でも・・・いました。
勝手にアドリブ始めちゃう役者。
私が天然と言っているタイプの役者さんです。
そういう人は、私のように頭で、理屈で、芝居をしてしまう役者には羨ましいくらいコロコロと感情が動き、強い感情もがっつり表現できます。
でもその感覚が・・・楽しくなると、気が付くと、すぐアドリブ言ったり台本のストーリーをひっくり返したり・・・。
天然さんは、自分らしくやるのはいいけど、台本の理論・与えられたキャラクターをしっかり守ったまま自分の良さを出さなくてはなりません。
即興演劇でなければ、役者は「セリフ」を言ってなんぼ!
決められた動きが出来てなんぼ!
です。
私は若いころ、ここで右向いてこのセリフ言って・・・みたいなことを「上手」に出来ました。
そしてディレクターに「ちゃんとできている。でもおまえの芝居はちっとも面白くない」と言われ、このような稽古に足を突っ込んで、ここまで来ました。
こんな時期だからこそ、初心に戻って、
「台本に書かれたことを、毎回新鮮に。まるで初めてやるように。」
そして今回、ずーっと地道に続けてきた役者さんが、みごとに開眼!
その役者さんは、おとなしいタイプの人で、言葉遣いも優しく、自分に自信がないような感じでした。
最初はセリフも出てこないし、ただ叫ぶだけになるし、テトニー(体が固まること)起こすし・・・。
でも、稽古が進んでいくと、その原因はその俳優が「自分はまだまだできてないから、何もかもまだ足りない」と思うこと、自信がないこと・・・だということがわかってきました。だからすべて過剰にやってしまう。そうすると相手との交流もうまくいかず、シーンは台本通り進行しない。
自分が読み取った通りに、感じた通りに、失敗を恐れずシーンをやってみると、もう最高の出来でした。その人は今まで充分稽古を積んで力をつけていたのです。
それを自分自身で抑え込んでいたのです。
もったいない話ですね。
自分で自分を知って、勇気をもって表現していってほしいです。
基礎稽古って、そのためにあるのだから・・・!
写真は・・・
マスクなしの集合写真は、直前にマスクを取ってみんな口を真一文字に結んでいます。
稽古中の写真は、フェイスシールドと透明マスクの嵐。
残念ながら光って顔の表情が見えにくいのが悲しい。
それでも、やっぱり、芝居をしたい!!!!!
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