9日にキャラクタークラスが終わりました。
4人という少人数、半分zoom、という感染対策稽古でした。
稽古の仕上がりは・・・
本来10人でやるのをたったの4人なので、充分な時間が取れ、何回もやり直せました。
モノローグドラマ状態になって、普段はそこまでできないのですがシーンのコメントまで出来て、細かい繰り返しも出来、納得の最後でした。
キャラクタークラスで実在の人物・・・自分の母親や父親を演じる、のですが、それにはこういう理由と効果があります。
まずは、役の人物には必ず「一生」という人生があり、どんな人にもドラマがある・・・ということを実感してもらうこと。
そして、エクササイズで経験した「親のからの言葉で身に着けたオートマッチクな習慣」を見つめる機会になる。
最初の効果はわかりやすいと思います。これは台本に行ったときに「脇役」「ちょっとしか出てこない役」にこそとても有効です。
2番目は、今回、それに匹敵する俳優さんが受講していました。
親は自分にとって「行動を規制する人」。子供を心配して「これはやっちゃダメ」「こうなりなさい」を強いて来ている存在。親を演じるためには、なぜそれをやっていたか・・・を肯定的に納得しなくてはならないのです。
親が「目の上のたん瘤」だったコが、「まあ、親も大変だったんだなと・・・」と言えればもう大丈夫。親を演じられることと親と言う存在を受け入れられることがイコールになる人がいます。
その場合、俳優として表現する根本的なところをクリアできることになります。
とても重要で、とても素晴らしい瞬間です!
素晴らしい4人とたっぷりな時間を共有しました!
ですが・・・
もう去年から会計的にはド赤字!
いや、みなさん同じと思いますが・・・。
昨年は文化庁さんのおかげでその赤字を埋め、何とか継続できましたが、これだけ緊急事態宣言などの締め付けが出まくるともう・・・
稽古中にも「〇〇給付金もらった?」「○○はどうやるの?」「柚木さん、忘れてた、領収書ください!!」などの会話が飛び交う。
ついつい「どうなっていくのだろう・・・」と不安な気持ちにもなる。
変異株で感染が広がっていて、自分自身にも受講してくれる若手俳優たちにも「感染させてはならない!」という緊張感が走る。もし後遺症が残って呼吸器に問題が起こったりしたら俳優生命にかかわる。
その反面、政府や東京都の対応には怒りを感じることを否定できない。
「不要不急の外出」???
我々芸能関係は不要不急なのだそうだ・・・!!!!
五輪は感染対策をしているので開催する。医師会の会長は政治資金パーティーをやる。それは黙って前を向いて飲食もしないから100人以上で集まって良くて・・・、なのに映画館は休館!
って、どうゆうことよ~~~~~~~!!!
と、叫びたい。
心が折れそうになる。
つい、「もうアタシなんか後の時間が少ないんだから、なんでこんな事になってんのよ」と言うと、若手は「柚木さんはもうキャリアがあるからいいじゃないですか。俺たち2年間もプロフィールに書く仕事がないんですよ。」と。
なるほど、やっぱりみんな苦労しているんだ。
仲間たちよ、耐えよう!全員で!
ちなみに、この話を仲のいい30歳の女優に話したら「そりゃ、柚木さん、ワカモノの方が大変ですよ」と一括された。。。えーーーん、だれか味方して!(笑)
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