コロナ後のキャラクター&シーンクラスやりました!

酷暑の中、キャラクター&シーンクラスが終わりました。

いやー暑かった!

午後からの日、駅から徒歩7分くらいのスタジオの時は集まってから30分くらい休まないと始められなかった・・・。

 

みなさん、大丈夫ですか?

 

 

9人参加、キャラクター3人シーン3組! コロナ前のキャラクター&シーンクラスが開催出来ました! もう3年ぶりくらい!

おまけに、途中で見学の方も多数、最終日にはお客様が6人。

心底嬉しい!!! 芝居!芝居!

 

 

参加俳優さんの出来も良かった。

 「出来」というのは、各々が具体的に学んだこと、ちゃんと変化を実感してくれた人が多かった。

 誰と比べるわけでなく、昨日の自分より一歩でも二歩でも前進して終わって欲しい。

 

 

キャラクタークラス

 

1人目は役が抱えた本音を申し分なく爆列させてくれた。

 エクササイズクラスから引き続いて、役が言いたいことと自分の感情が見事にリンクしていた。

 

2人目。自分からかけ離れた個性の人物を演じた。

ところが、とても楽しそうに、まさに生き生きと演じてくれた。

その人は自分のことを内向的だと言う。役の人物はもうわがまま?思った通りのことを周りが何と思おうと言ってやってしまう性格。「自分にはできないからうらやましい」と言いつつ、すっごい楽しそう!(笑)。こういう人は本当は内面にイケイケの自分を抱えているんだよー(笑)

 

3人目は・・・

うーん、あまりうまく役と共感できなかったようだった。

アクターズワークスのレッスンでは、必ず「シェア」する。

まずは俳優さんがやっていてどうだったかを話してもらう。そして私の意見を言って話し合う。3人目の役者さんはどうも昨日の発言を今日の言ってることが違っているように聞こえて、聞き手は「え?」となってしまう。自分自身の中でも混乱してしまうのだろう。

 

こういう俳優さんは、エクササイズクラス的な課題が残っているような気がする。

俳優は自分で自分のことを客観的にみられて、よくわかっていくことが必須なのだ。

 

 

シーン3つ。

 

一番目、エクササイズクラスから引き続いて「強い感情」をはっきりとぶつけ合うシーン。

人間は生きていて、大人になっていくにつれて「本当のこと」は言わなくなる。

しつけ・教育されて「社会的な自分」を作り上げていく。

最初のシーン参加の方はできるだけ、その「本当の感情」を出さない人間が、本音で相手とぶつかる場面を選ぶことが多い。

初シーンクラスのお二人で組んでもらった。もう爆列シーン!(笑)

初回は、全然掛け合えなくて、片方がガンガン行くとこう片方は恥ずかしくなってにやにや笑ってしまったりして、不成立連発だったが、最終発表日は「やれば出来るじゃん!」な仕上がり。

 

2つ目はコメディ。

 

今までシリアスな場面ばかりやってきた俳優さんがやってみると、なんだ合うじゃんこんな役!って感じ。この役者さんとは言わないが、なんかシリアスな役ばかりやりたがる役者さんっている。本当はへらへらした役とか、コメディが似合ったりする。うふふ・・・。

本当にバタバタと天然な感じがよかった。

 

そして、最後は何度もやっているメンバーで3人のシーン。

最初は感情をぶつけ合うシーンをやるが、もうベテラン勢なので、「本音を隠して葛藤する」シーン。

 

最初はレアな感情を出せばいいが、本音を隠したシーンは、文字通り隠さなくてはならないので余計高度なシーンになる。

 

単純に言えば、両方がニコニコして話してるが、テーブルの下で蹴りあっているようなヤツ。

こういうシーンは本音、例えば怒りとかをちゃんと抱えて、それを笑顔で隠してセリフをかわし、会話するごとに変化しなければならない。

 

別の参加俳優の言葉を借りると「初回は柚木さんが言うように、そわそわ動くことでいろんな衝動を逃がしてしまって相手に負けしまっていたのに(役はお互いがっぷり四つに組んでやりあわなければならないシーン)、最後はどんと座ったまま、セリフと存在感が強い強い」という風に仕上がりました。

 

 

ほとんどの人が、前進してくれた。

 

ここで重要なのは、現場で一人でできること。

これもほとんどの人が、意識しながら10回の稽古に臨んでくれた。

ワークショップなど稽古でいい出来だったからよかった!のではなくて、自力でできる能力を少しでも伸ばしてくれること!

 

これが一番大切。

そのことも自覚して、次を見ていてくれた人が多かったので、それが一番良かった!

 

 

最終日の発表会。

 

「コロナのおかげで最終日、お客様が入るのをすっかり忘れていました。久しぶりのお客様前の芝居で、伝える相手が相手役だけでなく、お客様にも伝えるんだ~と改めて思えました。」というコメントをくださった方がいて、この方は声優さんだからお客様が入るのは本当に久々ということだが、俳優陣もこのスタジオ発表って、一番きついと思う。

 

部隊本番やらカメラ前のほうがよっぽど楽だ。本番は照明やら音楽・衣装などなどがあるが、スタジオはもう本当の「素」なので。

いっぱい怖い思いをすれば、仕事やオーディションが楽になる!うん!

 

 

打ち上げ!打ち上げ!

 

みんな、まずは無言で飲む!食う!

暑さと緊張感で、よっぽど体力と精神力を使ったのだね!微笑

 

で・・・、

参加俳優さん「柚木さん、〇〇チーム、最後いきなりスゴイ良くかったですよね!」

柚木「アタシはもう、『できるんならさっさとやってよ!』って思ってた!」

・・・本人がいてもみんな爆笑!

 

柚木「みんなの出来が良かったら、一人で『それはみんなアタシの力』って思って寝る。誰もほめてくれないから!」

参加俳優さん「いやいや、柚木さんがいなかったらみんなこんなにうまく出来ませんよ。柚木さんのおかげです。」

・・・と言いながらも全員で爆笑!

 

 

充実した時間だった。

また頑張ろう!

いい芝居をしよう!

 


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キャラクタークラス

 

 

シーンクラス

 

最後のシェア そして 打ち上げ 

最新情報

ブログ

先日のショートシーンクラスをアップしました。

 

★4月のリピテションクラスの「目的ゲーム」やりました。詳細をアップしました。

 

★ハラスメントについても少し書き添えました。

 

 

★メンバー対応の「個人サポートクラス」を新設しました。

 

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