体験型のレッスンについて一言

昨今、芸能界でもハラスメント問題が沸き起こっている。

私としてはこれを機に、業界全体が良い方向にアップデートして欲しいと願っている。

 

そういう昨今の中「マイズナーテクニックのレッスンでうまくいかなかった」という話が耳に入ってくる機会が増えた気がする。

 

 

これは、マイズナーテクニックに限らない話としてなのだが、悲しいことに「トレーナーに否定された」という内容のことを言う若手に出会っているのは事実だ。

 

もちろん、すべての人が『〇〇テクニックのレッスン』などですぐに上手くいって名優になれるはずなどないのだが・・・がしかし、そういう人から話を聞くと「その言い方は今は通用しないよな~」という事案や、さらには明らかにトレーナーが自分の権威を示したくて発した言葉としか思えない事案もあるようだ。

 

 

私はマイズナーテクニックでのワークショップを20年以上続けてきた人間だ。ほかのテクニック・メソッドについてあれこれ言えないが、自分がこれだ!と思い続けてきたマイズナーテクニックでそういう事案が起こることについては残念!!!以外ない。

 

たしかにマイズナーテクニックでそれをやられるとダメージは大きいと、私も思う。

何度もこのブログで書いてきたが、このレッスンではまず最初に「感情」を扱う。

だからこそ、いきなり「自分自身に向き合う」体験をする。その入り口でパワハラなどを受けたり、何人もいる参加メンバーの中で明らかに否定されたりすると、心がどうなるか想像に難くない。

 

私は師匠から、『これは繊細なレッスンで、だからこそ関係者以外見学禁止、俳優は丁寧に扱われなくてはならない』と教えられた。

それまで昭和の昔は、役者の稽古は根性論でかたずけられ、演出家は「先生」であり「絶対君主」だった。どこが悪いのか、何をどう直していけばいいのか・・・演出家に言葉をぶつけると「出来ない役者」と思われ、「〇〇くんの芝居を盗め」と言われる。

上手い人の演技を見るだけでうまくなりゃ稽古なんていらない!!!!

そんな昭和で、これに出会った。きちんとした理論に基づいて、俳優がこんなにも大切にされることに感動したものだ。

もちろん、師匠の個性もある。私の先生はアメリカ人でネイバーフッドプレイハウス出身なのだ。

 

そんなテクニックなのに、いつの間にそんなことが起こるようになったのか・・・!!!

悲しいし情けない。

 

そんな若手俳優に対し、まずは自分のモチベーションをリカバーし、自分で自分自身を大切にする機会を作ろう!とこの企画になった。

 

また、実行委員の意見として

「傷つくまでいかないが、進行が速すぎてついていけなくて、何をやっているかわからない」という人も多い」

という事もあった。

 

そういう「じゃ〇万円払って何日も・・・ってはどうよ?。でも納得いかないんだよね」と迷っている若手の方の迷いだけでもすっきりさせられれば・・・。

 

 

演技未経験の方々に対しても、今やネットの時代でググったときに「マイズナーテクニック パワハラ」とか出てくると、すっかり誤解される。

あああ!ダメじゃん! マイズナーテクニックってそんなんじゃない!

そんな悲しいことは、何とかしたい!

全部の俳優ってわけではないが、こういうレッスンが必要な人、これで上手くいく私のような俳優は確かにいるのだ。

まずは、体験して自分で選んでいただきたい。

 

 

演技を上達させる方法はマイズナーテクニックだけではない。

私は「私にはこれが一番合っていた」と思ったから続けているだけで、私の師匠の言葉通り「出来るようになればなんでもOK」なのだ。

 

要は、それを自分で見つけること!

レッスンの内容も、トレーナーも、自分で自分の成長をあきらめず、探して、見つけて、結果を出して、

仕事しようーーーーー!芝居しようーーーーー!

 

 

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先日のショートシーンクラスをアップしました。

 

★4月のリピテションクラスの「目的ゲーム」やりました。詳細をアップしました。

 

★ハラスメントについても少し書き添えました。

 

 

★メンバー対応の「個人サポートクラス」を新設しました。

 

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