先日、キャラクター&シーンクラスが終わりました。
なんと、もう今年もあと二週間って!焦ります!
今回のクラス、何人もが苦戦していました。
アクターズワークス のやり方の基本は、各俳優さん方が、一歩でも前進して仕事に生かしてくれる事。
いつも、その考え方に即して個別のは俳優さんに対応しているつもりです。
今回は、シーンに初参加の人が、
「そっか…やはりここか…。これを乗り越えるのは、彼にとって大変なんだ。」
と、チェックポイントがはっきり出てくる人もいれば、、、
「なんでぇ!なんでこの人がここで引っ掛かるの???」
と、私自身、頭を抱えるようもありました。
このレッスンで最終発表に上手く整えるより、毎回各個人のテーマが一歩でも前に進めるように身に付けて欲しくて・・・
でも、ご本人も「ああ、台本・お芝居として上手く出来た」と思えた方がいいのか、つまり見ている方として面白いシーンになるように演出のような手を加えた方がいいのか。
悩めるところなのです。。。
もう一つ、参加俳優から多く出たコメントが「自分の自意識にとらわれて自滅する」という内容のもの。
自意識というのは、そもそも「恥ずかしい」とか、「うまくやろうとする」とか。広げていえば「台本にこう書かれているから」と無意識にそれに沿った演技をする、というのもそうだと言えなくもないかな・・・。
これに対応するためにエクササイズクラスをやっているのですが、エクササイズクラスで自然な感情の流れを知ってしまったがために、そのなっているかどうかが気になってしまう・・・これが曲者!!!!
だからこそ、後半の稽古では「その気持ちを放り捨てて、相手に対応する!感情なんか後からついてくる!この場にしっかり存在する!相手!相手!」を強調しまくりました。
俳優として演じる組み立てはごくシンプル。身に付けてしまえば、この分野は習慣になってくれるから・・・。
でもでもでも、やはり、俳優業は一筋縄ではいかない。一生モノの芸なんだな。
私にとっても学びが多かった今年最後の稽古、最後に迷走していた一人の役者さんが「ちょっとだけだけど、こんな感じでいいのか・・・とつかめたような気がします」と言ってくれた言葉に、涙が出そう・・・(笑)
シビアに稽古できました!
打ち上げは・・・・楽しかったよーーーー!
みんなみんな帰りたくなかった。終電ギリギリ!(笑)
あーーーー、芝居だけして生きていたいねぇ、みんな!!!!
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