4月のリピテションクラス、やりました。
少人数特訓となり、私も参戦!(笑)
リピテションには慣れた人たちなので、「目的ゲーム」をやりました。
リピテションはあくまでも基礎稽古。それが上手になるだけで「芝居」が上手くなるわけではない。
リピテションをやる意味は・・・
場面に流れる役の人物の感情を、俳優が感じ取れ、相手との交流で「動く」ようにする練習。
普通に「演技する」ことは、その感情の流れの上に「ほんとは怒っているんだけど彼女に嫌われるのが怖いので笑う」とか、「目立ちたくないから黙ってる」などの人間そのものの行動をやるのが演技!って説明してもいいと思う。
そして、その場面には役の人物が登場する目的がある。
例えば「プロポーズする」とか「仕事もらう」とか、もっと心理的なものでは「認めてもらう」とか。
「目的ゲーム」はリピテションからシーンに行く途中練習するようなもの。
相手と交流をなくさないようにしながら、自分に与えられた具体的な目的、「相手の頬っぺたにチューする」とか「靴を脱がす」とか、を果たそうと行動していくゲーム。
リピテションで培った相手との交流をなくさず、目的達成までの行動をしていくと、様々な葛藤やら感情の爆発やらの豊かな表現ができてたいそう面白い。
今回、急遽私も参戦した
自分のことを話せば、こんな感じの練習。
私は、相手の若手男性のジャケットを脱がす・・・という目的だった。
最初は、なんせワタシ、先生なので上から命令してみようと思いやってみたが、すぐ破綻。(笑)
「やばい、どうしよう」と思いつつ相手をいじっていたら、
相手も何かしらの目的を持ってるから何かしらの仕掛けをして来るワケで・・・
なんかちょっといじったら何故か大きくジタバタするので、チャンスを見計らって腕が上に上がったとき思い切ってジャケットをはがした。
そうしたら、ゾンビのように両手を振り回して迫って来たから、ホントに!マジで!怖くなって、大声で叫びながらジャケットを振り回してぶったたきながら逃げ回った。
この辺りではもう考える余裕もなく、ひたすら逃げる!
こうなると会場大爆笑。
ここでタイムアップ!
もう、床にへたり込む。
タイムキープしてくれてたアシスタントの俳優さんが「いやー、柚木さんが困ってる逃げ回ってるのが面白かったので時間延ばそうかと思った」(「き、貴様ぁ~~~!」心の中で・・・)
そう、人が本気で困っているとか、わめいて逃げ回るって、こんなに面白いことはない。
相手のコの目的は「私の頬にさわる」。彼曰く「ジャケットを取られて、あ、これだったんだ、と思ったんだけど、ジャケットを脱がせで挙げたんだから交換条件だぁ~~~と思って迫ってみた。」
って。
だからゾンビのように両手で迫って来たみたい。
改めてみんなで大笑い。
あー、やっぱ、芝居はおもろいワ!
エクササイズクラス募集中!!!
みなさん、一緒にやりましょう!
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