今年もショートシーンクラスを開催しました。
参加してくれた俳優さんが、最後帰る前に
「何かつかめた気がする」
と言ってくれた。
こういうのが最高に嬉しい!!!!
このためにワークショップとかやってんだよねぇ!
その役者さんは、あまり自分を言葉で説明することが得意じゃない人。
私は、シーンやった後とかエクササイズの稽古後で、「どうでした?」と必ず聞くんですが、そういう時「うーん、よくわからない」「なんかこう・・・」と言う言葉しか出てこない感じの、こちらでいう「動物系」の方。
勘で、感性で、芝居するタイプ。
その人がはっきりと「見え方が変わった気がする」「うまくいっているときは〇〇だとわかった」といってくれた。
よっしゃ!!!!
嬉しいよね、こういう時って・・・ニコニコ😊👆
ショートシーンクラスをやる目的は・・・
①当ワークショップは、段階を踏んでエクササイズクラス→キャラクタークラス→シーンクラス、と進んでいただくのでどうしてもシーンを演じるまで時間がかかる、それまでせっかくエクササイズなどで身に付けたことを生かせない・・・のも悔しいので、とにかく「演じて」いただく機会を増やすため。
②当方のカリキュラムでカバーできない、複数人数でのシーンや、「行動」に着目しての練習、などを入れる。
この2点くらい。
今回のポイントは、「大きな感情を持っているが、それを表にあらわさない」シーンの練習。
これも、マイズナーテクニックやらメソッドでは陥りがちの
「感情ばっかり追いかける演技になりがち」
の欠点をカバーするため。
二人のシーンにしましたが、どちらの役もしんどい背景を持っているが、表面は明るくしゃべるシーンです。
こういうシーンって、俳優が本当に空っぽだと、本当になーんにもない何だかわからない場面になっちゃうんだよねー(笑)
でも、やはり、台本の中で感情を爆発させてやり取りする場面より、こういうさりげない場面のほうが多い。こういう稽古も本当に大事だと思います。
芝居はゴールがないねー だから楽しい!!!!
少人数特訓だったから、またまた私も飛び入り!(笑)
※番外コメント
今回、役の片方が「あまりしゃべらないキャラ」
たとえばいわゆる「オタク」?
で、私がお笑いの「宮下草薙」っていうコンビの草薙さんのほうが、再現ドラマで構成されるクイズ番組で「突破ファイル」っていう番組があって、その中で草薙さんが出る「バイトシリーズ」があって、草薙さんはオタクの役、相手に必ずイケメンで出来のいい役のコとコンビっていうシリーズがある。草薙さんの決まり台詞が
「黙れイケメン!!!!」
って言うのがあって、ワタシそれが大好きで。こういう演技って俳優はできないよね・・・って話をしてたら、次の通しでそのキャラをパクるヤツがいて・・・
柚木「すぐパクるじゃない!ばかぁぁぁ!!!」
今ではパワハラワードですが、会場中(やった本人も)大笑い!
いや、楽しくていいんだけどねーーー 笑って溜息
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先日終了のディープ1エクササイズクラスの情報をアップしました。10/28
★ハラスメントについて文化庁の窓口についてのURLを書き添えました。
★メンバー対応の「個人サポートクラス」を新設しました。