リピテションクラス、エクササイズクラスからの成長が見える・・・

 

先日、リピテションクラス開催!

 

これはエクササイズクラスが終わった方々のキープアップクラス。

 

 

 

最近は、常連も増えたためにリピテションだけではなく、参加メンバーの顔触れを見て「目的」を入れたシアターゲームみたいな稽古も取り入れている。

 

これもなかなか楽しい!

 

 

 

 

 

基本的には、ここは「リピテション」を基本として練習する。

 

リピテションという練習方法はサンフォードマイズナーさんのまさに「グッドジョブ」!

 

世紀の発明だと思っている、少なくともとっては・・・!

 

演技にとって一番大切な「相手」「感情を伴った相手との交流」のためにこんなに的確な練習はないと思っている。(もちろん「すべての俳優に」なんて「絶対」トークをするつもりはないけれど・・・)

 

 

 

でも、そこから台本の演技にむずびつけるのが難しい人も確かにいる。

 

アクターズワークスのエクササイズクラスでリピテションを経験しただけで「今までわからなかったことが、もう雲が晴れるみたいだった。オーディションにも受かるようになった」という人ももちろんいるが・・・。

 

 

 

「感情」を出しただけでは「演技」ではない。

 

色々な俳優がいる。

 

旧大全とした演技方法で、自分だけで芝居を「お上手」にやるタイプ。

 

映像演技で、アップ撮る感じで一人でカメラ前で「泣く」とか「怒る」とかで「OK」と思っているタイプ。

 

「言葉」では表現できるけど、連動して身体が動かない人。

 

逆に身体は動くけど「声」が出ない人。

 

 

 

などなど・・・

 

 

 

人によってポイントは様々。

 

その役者さんのどの部分が、課題として残るか、それはその人それぞれだ。

 

 

 

昨日はたとえば、「身体が動かない」タイプの人がいて、これがなかなか面白かった。

 

「とにかくリピテション中に体のどこかを動かしていて!」というノルマを課してリピテションスタート!

 

いや、「動く」と思えばうごくのよ!

 

探っていくとやはり、身体を動かすとエネルギーが相手に伝わり、そしたら必ず相手からのリアクションが返ってくる。「それが怖いのよぉぉぉ~」とリピテション中に叫んでいた。

 

 

 

あきらめろ! わはははは・・・・爆

 

 

 

 

 

何度も言いますが、我々トレーナーは自分の信じる様々な演技訓練方法で声・身体から演技に結び付けようを懸命にやっている。(もちろん!)

 

俳優各自がそのことによって、自分の課題を見つけ、それをクリアするレッスンを選んで受講して欲しい。

 

その人一人一人の大切な人生だから。

 

パワハラ、セクハラに負けず、そんなトレーナーや演出家はあっさり無視して、自分の本当のキャリアアップに邁進していただきたい。

 

 

 

 

 

 

先日のリピテションで、改めて心に染みてきたことは・・・一人の女優さんの発言。

演出家に「〇〇さんは、なんでそんな風に役を解釈するの?違うよね。」と言われ、改めて「私が世界標準じゃないんだ」としみじみ思った・・・と。

 

 

 

エクササイズクラスを経験すると、自分の備わっている価値観とか、ものの見方がどういう状態かがよくわかるようになる。

 

その女優さんは、精神的にかなりハードな人生を歩んできた。エクササイズクラスでも泣きわめきまくっていた。

 

そんな彼女だから台本をもらった時に、自分の「役」を無意識に自分と同じだと思って読んでしまう。「親子関係ってそんなものだ」という価値観がしみついているのだ。

 

台本では「両親に愛されて幸せに育った」女性なのに、本人を投影しすぎてしまう。

 

だから演出家に「〇〇さんは、なんでそんな風に役を解釈するの?違うよね。」と言われるまで、自分のキャラクター作りの何が違うのかわからなかった・・・と。

そして、エクササイズクラスで発見したことを改めて「こういうことか!」と。

 

 

そういう事なんだよね。。。

 

 

もちろん頭ではわかっている。

 

役者はおそらく自分よりもハードな人生の役を理解する方が楽なのかも・・・。

 

「親を殺した」な~んて設定だと、もう、ずーーーっとそれを探り続け、やっと本番までに入口くらいまでたどり着く?(笑) そんな毎日を過ごすだろう。

 

逆は・・・・???

 

自分より幸せな生い立ち。。。

 

 

 

私も・・・、いや、私はそんな劇的な悲劇を背負って生きてきたワケじゃないのですヨ・・・、キャラクタークラスの時「親には文句はない。ほんとによくしてくれた。大好きだ。尊敬している。僕もああいう父親になりたい。」と言ったワカモノに唖然とし、どっか信じられなかった。(よっぽど性格が悪い?・・・笑)

 

 

 

 

 

台本を、出来事を俯瞰で見るって本当に難しい。

 

でも、それをこのエクササイズとリピテションがわからせてくれ、自分ではない「役」という人物の人生に導いてくれる。

 

 

 

なんて素敵な仕事なんだろう!!!

 

 

 

皆さん、暑さの中のエクササイズクラスは超ハードですが・・・ぜひ一緒にやりましょう!!!!待ってるよーーーー!!!!

 

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