キャラクター&シーンクラス 終了

今年も最後のキャラクター&シーンクラスが開催出来ました。

今回は4人のキャラクタークラスの参加者。
見学に来てくれた見学メンバーの一致した意見、「やっぱりキャラは重いですね~」(笑)
それは、生きている人間には誰にもがドラマがあるということ。

この20年、「実在の人物を演じる」というレッスンを続けていて、参加俳優さん方が、もうそんじょそこらの連ドラに負けないくらい生々しい経験をしている方々を見せてくれました。

実在の人物、多くはキャストの家族を演じています。
これまでの20年で、、、
第二次世界大戦、日本が無条件降伏し、その情報もよくわからないまま満州から引き揚げたおじいちゃん。後ろからソ連兵が追いかけてきていた・・・
新興宗教団体に老後に資金を全部寄付してしまった母親。
リーマンショックで自分の会社が潰れて自殺した父親。
などなど
本当に参加俳優の家族だったのです。
そのレベルのスゴイ家族を、昭和の私は「火サス」チームと呼んでいます。(昭和の「火曜サスペンス劇場」くらい劇的…という意味)
その人々は、参加俳優さん方の2~3割も・・・。

考えてみてください。
そこにいる人々の2~3割はニュースのメインになってもおかしくない人生なのです。電車に乗って同じ車両に10人いたらそのうちの3人くらいは、こんな感じの人生を背負っているかもしれないのです。
そう思うと何気に見ているドラマや映画がどれほど身近なものか・・・!

そこまで「劇的」ではなくても、普通に生きている人間には、人生で一回くらい「死にたい!」と思う事はあるはずです。99.9%死なないけど!
「消えてなくなりたい」「なんでこんな親のところに生まれたんだろう!」エトセトラ・・・
失恋、いじめ、死別、事故・・・
人はみんな、そんな思いを心に秘めて笑っている。。。

このキャラクタークラスを経験していただくと、そんな「人間のドラマ」を体で実感して台本を読めるようになっていけると思います。


それを通過しての、シーン。
今回は5名。
革命後の復讐劇や引きこもりの娘の将来を案じる、キャラの濃い母親などなど。

革命さえなかったら、この人たちは普通に生きていた・・・でも・・・
まずは、みんな「普通」の人たちなのです。それを見失わないで演じていかなくてはあなりません。
人はみな、「そんなひどいことはやりたくない」と思っていても、「やらなくては自分がやられる」「身内がひどい目にあった」「つい魔が差した」「こんなになるとは思ってもいなかった」・・・
気が付いたら「普通」の自分が、他人を殴っていた、女を強姦していた、盗みを働いていた・・・
(アレ?それって最近の「闇バイト事件」でよく聞く状況・・・って思いませんか?)
その台本のような状況になるのです。
そこをブレずに演じることがいかに大変か・・・!

「引きこもりの娘の将来を案じる母親」と聞けば、「いい母」「気の毒」なんて思うじゃないですか。でも・・・その母の性格は・・・超ウザい!ああ!(笑)
あるある・・・・これがリアルだと思いませんか?
そういう人、私の身近にもいます(笑)。
「生きる死ぬ」ではなくても、登場人物の心は大きく動いている。
いや、「生きる死ぬ」でないから、台本からその繊細なドラマを読み取り、演じるのはとても難しいです。
かれらの人生を体に落とし込んで、お客様の前に存在する!
それが出来れば、お客様の心をも動かくことができます。


今回、3名の見学者が来てくれました。
多くのシーンで、「息が詰まった」「はーーー深呼吸したい」「いいキャラだった」との感想をいただきました。



そんなキャラシーン。

見学メンバーも合流して、打ち上げ、大騒ぎでした!
エクササイズ以上に、なんだかわけのわからないところが開いてるっていうか、ナチュラルハイっていうか・・・、もううるさいうるさい(笑)
見学の方々もなんか、役者チーム以上にハイでした(爆)
今回は、そのハイな打ち上げ中の写真もアップしてみました。どうぞ見てやってください。

 

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